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メンズ脱毛で男女スタッフ両方在籍は逆にデメリット?見落とされがちな集客

「男性スタッフ・女性スタッフ両方在籍」

メンズ脱毛サロンのホームページで、こんな案内を見かけることがあります。

確かに男女どちらのスタッフもいるなら、幅広いお客様に対応できそうですよね。

それが店舗にとって強みのひとつなのかもしれません。

ですが⋯ここでひとつ考えてみてほしいことがあります。

そのお店、施術を担当するスタッフの性別は選べるのでしょうか?

メンズ脱毛では「異性の女性に見られるのは恥ずかしい」という人がいます。

逆に「同性の男性に身体を触られたくない」という人もいます。

特にVIO脱毛となれば、誰に身体を見せるのかは、かなり大きな問題です。

もちろん、スタッフの性別をまったく気にしない男性もいます。

それでも、施術者の性別を重視する人がいる以上、「男女スタッフ在籍」という情報だけで十分なのかは考える余地があると私は考えます。

今回は、メンズ脱毛サロンが見落としがちな「施術者の性別と集客の関係」について考えてみます。

(かなり盲点だと思うので、サロンの経営者様必読です)

男女スタッフ両方在籍なのが、なぜデメリットになる?

まずお伝えしたいのは、男女両方のスタッフが在籍すること自体は、決してデメリットではないということです。

男性を希望する人にも、女性を希望する人にも対応できるのであれば、むしろ大きな強みになります。

ですが「対応できるのであれば」の話です。

問題は、男女両方が在籍していても、担当者の性別を選べない場合があることです。

例えば、こんなケースを考えてみてください。

  • A店:男性スタッフのみが施術
  • B店:女性スタッフのみが施術
  • C店:男女両方在籍(性別指定は不可)

男性スタッフを希望する人ならA店、女性スタッフを希望する人ならB店が、条件に合っていますよね。

では、C店はどうでしょうか。

希望する性別のスタッフが在籍しているにもかかわらず、その人が担当する保証はありません。

性別を気にしない人なら問題ありませんが、強い希望がある人にとっては、逆に予約をためらう理由になり得ます。

せっかく両方のスタッフがいるのに、その強みを十分に活かせていない可能性があるのです。

男性のみ・女性のみ・男女在籍(指定不可)」の3パターンを比較するイラスト

「同性がいい」と「同性だから嫌」正反対のニーズがある

メンズ脱毛施術者の性別について、男性の希望は一様ではありません。

男性スタッフに施術してほしい人

「女性に裸を見られるのは恥ずかしい」

「同性なら身体の悩みを相談しやすい」

「VIOは男性スタッフにお願いしたい」

こうした理由から、男性スタッフを希望する人がいます。

特にVIO脱毛では、異性にデリケートな部分を見られることに抵抗を感じる人もいるでしょう。

女性スタッフに施術してほしい人

一方で、正反対の希望を持つ男性もいます。

「同性の男性に身体を触られるのは苦手」

「男性スタッフだと緊張してしまう」

「できれば女性スタッフにお願いしたい」

こうした感覚も、人によっては自然なものです。

女性スタッフを希望する理由を、すべて下心などと結びつけるべきではありません。

同性との身体接触が苦手な人もいれば、相手が異性だからこそ安心できる人もいます。

もちろん、男女どちらでも構わず、技術や接客、料金を重視する人もいます。

大切なのは、どちらの希望が正しいかではなく、人によって安心できる相手が違うということです。

施術者の性別を気にする男性は少数派?調査では44%が「選べるサロンに通いたい」

では、実際に施術者の性別を重視する男性は、どのくらいいるのでしょうか。

2021年、株式会社ヴィエリスが20〜49歳の男性100人を対象に実施した調査では、かなり興味深い結果が出てます。

まず、施術者の性別をはっきりリクエストしている男性は31% でした。

内訳は次のとおりです。

  • 男性スタッフを指名:19%
  • 女性スタッフを指名:12%
  • 性別をリクエストしていない:42%
  • 性別を選べないサロンに通っている:27%

また、「施術者の性別を選べるサロンがあれば通いたいと思うか」という質問には、44%が「はい」 と回答しています。

性別指名31%・選べるサロンに通いたい44%のグラフ画像

調査人数は100人と少なく、2021年時点の結果なので、現在の男性利用者全体にそのまま当てはめることはできません。

また、44%が選べるサロンを希望しているからといって、選べない店舗には通わないという意味でもありません。

それでも、実際に性別を指定している男性がいること、そして選択できることに価値を感じる男性がいることは確かです。

施術者の性別は、単なる好みとして片づけられない店舗選びの条件なのかもしれません。

出典:株式会社ヴィエリス「男性にとっての脱毛施術者の性別に対する意識」調査(2021年)

特にメンズVIO脱毛では「誰が施術するか」が気になる

そして、ヒゲや腕の脱毛ではスタッフの性別を気にしなくても、VIO脱毛となると話は別、という人もいるでしょう。

VIO脱毛はデリケートな部分を見せる施術です。

恥ずかしさや抵抗感があっても、不思議ではありません。

2024年にクーミル株式会社と看護師向けメディアが実施した男性701人への調査では、VIO脱毛をしていない459人のうち、190人が脱毛しない理由として「恥ずかしい」を挙げています。

ただし、この結果は施術者の性別に対する希望を直接調べたものではありません。

恥ずかしいと感じることと、男性・女性どちらに施術してほしいかは別の問題です。

とはいえ、VIO脱毛を検討する男性にとって、施術時の心理的な負担が無視できないことは読み取れます。

そして、男性スタッフにお願いしたい人も、女性スタッフにお願いしたい人も、知りたいことは同じではないでしょうか。

「結局、自分のVIO脱毛は誰が担当するの?」

これが公式サイトを見てもわからなければ、問い合わせるか、別のサロンを探すことになります。

出典:クーミル株式会社・看護師向けメディアによる男性VIO脱毛調査(2024年)

サロン経営者が見落としがちな「来店しなかった人」の存在

ここで、サロンを運営する方にひとつ質問があります。

現在通っているお客様の声だけで、施術者の性別に関するニーズを判断していませんか?

例えば、来店頂いたお客様へのアンケートで「スタッフの性別は気にしない」という回答が多かったとします。

それ自体は、大切な情報ですが、ひとつ見落としがあります。

そのアンケートに答えているのは、「すでに来店している人たち」です。

「女性スタッフが担当するかわからないから予約しなかった人」

「男性スタッフを希望していたけれど、指定できないので別の店舗を選んだ人」

こうした人たちの声は、既存顧客への調査だけでは把握できません。

予約前に離れた人は、理由を教えてくれないことがほとんどでしょう。

つまり、今いるお客様が気にしていないからといって、これから来店する人も気にしていないとは限らないのです。

もちろん、施術者の性別が理由で実際にどれほどの機会損失が生じているかは、店舗ごとのデータがなければわかりません。

それでも、予約前の不安をひとつ減らすことには意味があるはずです。

これは男女スタッフが在籍する店舗だけでなく、男性のみ、女性のみの店舗にも共通する話です。

男女スタッフ在籍を本当の強みにするために

では、サロン側は何をすればよいのでしょうか。

必ずしも、スタッフの性別を自由に指定できる仕組みを導入する必要はありません。

人員配置やシフト、予約状況によって、対応が難しい店舗もあるでしょう。

まずは、できる範囲で情報を明確にすることが大切だと考えます。

1. 男女スタッフの在籍状況を明記する

男性のみ、女性のみ、男女両方在籍。

基本的な情報ですが、これだけでも店舗を比較しやすくなります。

2. 施術者の性別指定が可能かを伝える

「男性スタッフ・女性スタッフの指定が可能です」

「スタッフの性別指定には対応していません」

どちらも利用者にとって必要な情報です。

指定できないことを隠すより、最初からわかっていたほうが安心して判断できます。

3. VIO脱毛の担当ルールを説明する

ヒゲ脱毛は男女どちらも担当するけれど、VIO脱毛は男性スタッフのみ。

そうした部位別のルールがあるなら、明記しておきたいところです。

また、性別指定に追加料金が必要だったり、予約状況によって対応できなかったりする場合も、事前に伝えられると親切です。

4. 公式サイトや予約ページで確認できるようにする

問い合わせをしなければわからない情報は、利用者にとってひと手間になります。

特に施術者の性別は、人によっては聞きにくい質問です。

料金や営業時間と同じように、予約前に自然と確認できる場所に掲載してみてはいかがでしょうか。

サロン公式サイトのFAQ掲載イメージ画像

メンズ脱毛を探す男性にとっても、遠慮する必要のない希望

ここまで店舗側の視点を中心にお話ししましたが、脱毛を検討している男性にもお伝えしたいことがあります。

「同性に施術してほしい」

「同性の男性には施術されたくない」

どちらも、自分に合った店舗を選ぶための希望です。

もちろん、店舗によって対応できる範囲は異なります。それでも、希望すること自体を後ろめたく感じる必要はありません。

特にVIO脱毛では、納得できないまま予約するより、事前に確認しておくほうが安心です。

スタッフの性別を気にするのは、おかしなことではありません。

まとめ。男女スタッフ在籍は強み。その強みは利用者に伝わっていますか?

男女両方のスタッフが在籍するメンズ脱毛サロンには、男性希望・女性希望の双方に対応できる可能性があります。

ただし、在籍していることと、希望するスタッフに担当してもらえることは別です。

施術者の性別を気にしない男性がいる一方で、性別を重視して店舗を選ぶ男性もいます。

「男女両方がいるから安心」ではなく、「自分が希望するスタッフに施術してもらえるかがわかるから安心」。

その違いは、サロン側が考えている以上に大切かもしれません。

メンズ脱毛スタッフ性別データベース「メンダツ」では、店舗ごとの施術者の性別や、性別指定の可否について、確認できた情報を整理して掲載しています。

利用者が自分に合った店舗を選びやすくなること。そして、店舗側が持っている強みを、必要としている人に届けられること。

その両方につながればと考えています。

▶ 施術者の性別からメンズ脱毛店を探す|メンダツ