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メンズ脱毛はサロンとクリニックで何が違う? 施術できる人と法律上の線引き

脱毛サロンとクリニックの相談室を並べたイラスト

メンズ脱毛を探していると、「脱毛サロン」と「医療脱毛(クリニック)」の2つが並んで出てきます。メンダツの掲載でも、サロンが2855件、クリニックが340件あります。

この2つは、料金や通う回数より前に、できる施術の範囲と、施術する人が法律上はっきり分かれています。この記事では、その線引きと、店を選ぶときにどこを見ればよいかをまとめます。どちらが良いかを決める記事ではありません。

線引きは、厚生労働省の通知で示されています

脱毛について、医師でなければできない行為が何かは、厚生労働省の通知で次のように示されています。

用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

厚生労働省医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(平成13年11月8日 医政医発第105号。千葉県「美容医療について」に掲載)

通知は、この行為を「医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する」としています。ポイントは2つです。

  • 機器が医療用かどうかでは決まらない。毛根の部分を破壊する行為かどうかで決まります
  • 医師でない人が、仕事として行うことが禁じられている。医療機関の中で、医師の指示のもとに看護師などが行う照射とは扱いが違います

つまり、サロンで行う脱毛は、毛根の部分を破壊しない範囲のものです。医療脱毛は、医療機関で、医師の管理のもとに行われます。

サロンとクリニックの相談室を比較するイラスト

施術する人の違い

サロン(美容脱毛)クリニック(医療脱毛)
施術する場所エステサロンなど医療機関(クリニック・病院)
施術する人サロンのスタッフ医師、または医師の指示を受けた看護師など
診察ありません医師の診察があります
料金サロンの料金多くは自由診療(健康保険が使えない)

クリニックでは、診察する医師と、実際に照射する看護師が別の人であることがよくあります。医療脱毛で誰が施術するかはメンズ医療脱毛の施術をするのは誰?で詳しく説明しています。

どちらでも、肌のトラブルは起きています

国民生活センターが2017年に公表した資料では、2012年度以降の約5年間に全国の消費生活センターへ寄せられた脱毛施術による危害の相談は964件で、内訳はエステで受けた脱毛によるものが680件、医療機関で受けた脱毛によるものが284件でした。どちらでも「皮膚障害」と「熱傷」が多かったとされています。

同じ資料のアンケートでは、症状が出た人の多くが、施術の前にリスクの説明を受けていなかったと答えています。サロンでもクリニックでも、施術の前に、起こりうる肌のトラブルと、そのときにどうするかを聞いておくと安心です。

出典: 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年5月11日)

契約のルールは、どちらにもあります

1か月を超えて通い、総額が5万円を超える契約は、サロン(エステティック)でもクリニック(美容医療)でも、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。契約書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフができ、それを過ぎても中途解約ができます。

解約したときに店が請求できる額の上限は、サロンとクリニックで違います。詳しくはメンズ脱毛の契約前に確認したいことにまとめました。

スタッフの性別で見たときの違い

メンダツの掲載では、サロンは主にホットペッパービューティーの掲載ページの表記から、クリニックは公式サイトの明記から、施術スタッフの性別を確かめています。クリニックは掲載ページに性別の記載がほとんど無いためです。

掲載しているクリニック340件のうち、施術スタッフが女性のみと公表されているのは28件、男性のみは1件、男女とも在籍は201件、公表されていない院は110件です。

施術者の性別が気になるときは、サロンかクリニックかに関わらず、「在籍しているか」ではなく「誰が担当するか」を確かめてください。違いは「女性スタッフ在籍」と「VIOは女性が担当」は別ですで説明しています。

比べるときに見るところ

サロンとクリニックのどちらにするかは、何を優先するかで変わります。比べるときは、次の点を同じ物差しで並べると分かりやすくなります。

  • 施術するのは誰か(サロンのスタッフか、医師・看護師か)と、その性別
  • 施術者の性別を指定できるか
  • 肌のトラブルが起きたときに、どう対応してもらえるか
  • 契約の期間と総額、解約したときの精算の方法
  • 通いやすさ(駅からの距離、予約の取りやすさ)

メンダツの店舗ページでは、各店の区分(サロンかクリニックか)と、施術スタッフの性別の公表状況、その根拠を載せています。スタッフ体制から探すか、地域から探すから見てください。

出典

医療脱毛(自由診療)についての注意事項費用・リスク・副作用について、必ずお読みください

施術の内容

医療脱毛は、毛に含まれる色素にレーザーを当てて、毛を作る組織に熱を加える施術です。医師の診察のうえで、医師または看護師が照射します。毛には生え変わりの周期があるため、1回では終わらず、期間をあけて複数回通うのが一般的です。必要な回数は、毛の量・毛質・部位・肌の状態によって変わります。

費用について

医療脱毛は公的医療保険が使えない自由診療です。このサイトが掲載しているのは、各院が公表している金額のうち最も安いものと、その適用条件だけです。実際に支払う総額には、次のものが別に必要になる場合があります。

  • 初診料・再診料
  • 麻酔代(VIOは麻酔を使うことが多い部位です)
  • 照射後に処方される薬の代金
  • 剃り残しがあった場合のシェービング料
  • キャンセル料・予約変更料
  • 追加で照射する場合の1回あたりの料金

リスク・副作用

医療脱毛には、次のような症状が起こることがあります。多くは時間とともにおさまりますが、症状が続く場合は施術を受けた医療機関にご相談ください。

  • 照射時の痛み。VIOは毛が太く皮膚が薄いため、特に痛みを感じやすい部位です
  • 照射後の赤み・ほてり・かゆみ・むくみ
  • 毛嚢炎(もうのうえん)。毛穴にニキビのような炎症が出ることがあります
  • やけど、水ぶくれ
  • 色素沈着、または照射した部分の色が抜けること
  • 硬毛化・増毛化。まれに、照射した毛が以前より太く濃くなることがあります
  • 毛が完全に無くなることを保証するものではなく、効果には個人差があります

施術を受けられない場合があります

日焼けした直後の肌、タトゥーが入っている部位、光に反応しやすい薬を飲んでいる場合、妊娠中・授乳中、皮膚の疾患や持病がある場合などは、施術を断られることや、部位を限って行うことがあります。判断は診察を受ける医療機関が行います。

相談先

施術の内容・回数・費用・リスクについては、必ず受診する医療機関にご確認ください。このサイトは診療を行っておらず、医師の診断に代わる情報を提供するものではありません。掲載内容の誤りについては、このサイトのお問い合わせからご連絡ください。

本欄は医療脱毛(クリニック)についての記載です。美容脱毛(サロン)は医療行為ではなく、 使用する機器も施術者も異なります。